新築戸建てを建てるときに、インターネットのネット環境をどうするかは重要なポイントです。インターネットは日常生活に欠かせないもので、動画やゲーム、テレワークやオンライン授業など、さまざまな用途で利用します。しかし、ネット環境が悪いと、通信速度が遅くなったり、途切れたりしてストレスになります。そこで、新築戸建てでは、LAN配線をすることで快適なネット環境を作ることができます。
LAN配線とは、ルーターやONU(光回線終端装置)とパソコンやテレビなどの機器をLANケーブルで直接つなぐことです。
この記事では、新築戸建てでLAN配線をするメリットと注意点について解説します。
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LAN配線をするメリット
LAN配線をするメリットは、以下の3つです。
通信速度が速く安定する
LAN配線は、無線LANよりも通信速度が速く安定します。無線LANは電波の影響を受けやすく、障害物や距離によって通信品質が低下したり、他の無線機器と干渉したりする可能性があります。しかし、LAN配線はケーブルで直接つながっているため、電波の影響を受けにくく、安定した通信ができます。特に動画やゲームなどの大容量のデータを扱う場合や、テレワークやオンライン授業などの重要な用途でインターネットを利用する場合は、有線LANにすることで快適に利用できます。
セキュリティが高い
LAN配線は、無線LANよりもセキュリティが高いです。無線LANは電波を使って通信するため、暗号化されていない場合や設定が不十分な場合は、第三者に傍受されたり、不正アクセスされたりする危険性があります。しかし、LAN配線はケーブルで直接つながっているため、外部からの侵入を防ぐことができます。特に個人情報や機密情報などの重要なデータを扱う場合は、有線LANにすることで安心できます。
見た目がすっきりする
LAN配線は、無線LANよりも見た目がすっきりします。無線LANではルーターを設置する必要がありますが、ルーターは見た目があまり良くない上に、電源コードやLANケーブルなどがごちゃごちゃしてしまいます。しかし、LAN配線は、壁の中にLANケーブルを通すことができるため、見える部分はLANポートだけになります。また、ルーターもクローゼットや情報ボックスといった収納スペースに隠すことができます。特にインテリアにこだわりたい場合は、有線LANにすることで美しく仕上げることができます。
LAN配線をする注意点
LAN配線をする注意点は、以下の2つです。
新築時に計画する
LAN配線は、新築時に計画することが重要です。新築時には、壁の中に空配管というLANケーブルを通すための配管が設置されています。この空配管を利用すれば、後から追加工事をすることなく、各部屋にLANポートを設置することができます。しかし、新築時に計画しなかった場合は、後から壁に穴を開けて配管を通す必要があります。これは工事費用が高くなるだけでなく、壁の美観も損なわれます。そのため、新築時には、どの部屋にどこにLANポートを設置するかを決めておくことがおすすめです。
家具やルーターの配置を考える
LAN配線は、家具やルーターの配置を考えることも重要です。家具やルーターの配置によっては、LANケーブルが部屋の中を横断したり、足元に引っかかったりしてしまう可能性があります。これは見た目が悪いだけでなく、ケーブルや機器にダメージを与えたり、転倒事故の原因になったりする危険性もあります。そのため、LANポートの場所やルーターの設置場所を決める際は、家具や家電の配置も考慮しておくことがおすすめです。
有線LANのほうがいい理由
LAN配線は、無線LANよりもコストパフォーマンスが高いです。無線LANではルーターの性能や台数によって通信速度や安定性が変わりますが、高性能なルーターは高価ですし、台数を増やすと電気代もかかります。しかし、LAN配線は一度工事をすれば後はメンテナンス不要で、通信速度や安定性も保たれます。特に大人数でインターネットを利用する場合や、長期的に住む予定の場合は、有線LANにすることでコストパフォーマンスが高まります。
まとめ
この記事では、新築戸建てでLAN配線をするメリットと注意点について解説しました。インターネットは私たちの生活に欠かせないものですが、ネット環境は住宅の設計や工事によって大きく変わります。せっかく新築戸建てを建てるのであれば、快適なネット環境を作るためにも、LAN配線をすることを検討してみてください。
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